セラミックナイフはダイヤモンドの次に硬いと呼ばれるファインセラミック素材で作られていますが、その分もろさがあり、簡単に欠けてしまうことがあります。
素材にステンレスや鋼のような粘度がないために、パキっと折れてしまうのです。
そこで今回はセラミックナイフを欠けさせないためのコツを確認してみましょう。
大原則:硬いものには使わない
セラミック包丁は硬いものには使えません。
では硬いものとは一体なんでしょう。
下記に挙げてみます。
・かぼちゃ
・とうもろこし
・種がある果物
・冷凍食品(半解凍も)
・骨がある肉や魚
・餅
・カニ
これらの物には使用出来ません。
メロンやパイナップルも少し怖いですね。
いわゆる包丁を引くのではなくて、押し込んだりこじったりして切る素材はNGとなります。
特にこじる動作には弱いので気をつけましょう。
また、まな板の素材にも注意しましょう。
まな板は木製及び樹脂製を使用しましょう。
まな板に対して叩くような動作は歯が欠ける可能性があります。
気をつけましょう。
硬いものにぶつけない
これも当たり前のことですが、キッチンにある硬いもの(鍋など)にぶつけないようにしましょう。
また、置いてある包丁の上に物を落としても割れる可能性があります。
横からの衝撃には特に弱いので気をつけましょう。
意外に盲点なのが食洗機です。
中でガチャガチャ動くので欠ける場合があります。
食洗機には大事をとって入れないようにしましょう。
強度アップの黒刃もある
京セラのセラミックナイフには通常より強度アップしたブラックブレードバージョンもあります。
熱間静水圧プレスという加工がされており、ホワイトブレードのものより20%強度がアップしています。
心配な方はこちらを選んでもいいかもしれません。
しかし、ブラックブレードでも欠けやすいことには変わりありません。
硬いものには使用しないという大原則は守るようにしてください。
※フォーエバーからも黒刃バージョンが発売されていますが、こちらは色がついているだけで強度は変わりません。
使用に慣れてくれば問題ない
セラミックナイフはデリケートなイメージがありますが、慣れてくれば問題なく使うことが出来ます。
慣れないうちはついつい金属包丁のように扱ってしまうものです。
一旦慣れてしまえば、長きに渡って調理の良き相棒となってくれます。
もし、ご自身で「自分は道具を荒めに扱う傾向がある」と思う方はセラミックナイフはやめておいた方がいいかもしれません。
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